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【大屋根の下の空間】周辺環境やアクティビティを積極的に取り込む建築


今取り組んでいるプロジェクトは、周辺環境や町(街)との関係性がきっかけとなり形式や形が生み出されている。その中でも“屋根”については考える事柄が多く示唆に富んだ部位だと思って毎回提案で大事に扱っている。



写真は、50m以上連続する木の母屋組と鉄骨トラスによる大屋根



プロポーザルの提案書の中では、「大きな屋根のエデュケーションファーム」と名付けて提案を行った。特に庇として軒先を外殻の周囲に1mから3.5mまで跳ね出すことで、さまざまな場所性を建築の周囲が帯びることを意図している。


観光拠点施設に初めて訪れる来訪者が、豊かな風景を有する外部空間の中で、思いのままに心地よく過ごせる場所さがしのきっかけになるし、周りのキャンプサイトや湖面、道の駅などと緩やかに繋がることも目掛けている。



形態的にもとても重要な意味を持っている。標高400m程度の敷地の中で、風があまり吹かない穏やかな湖面の周辺には緩い勾配の山々の稜線が連なっている。季節によってそれらが色付くことで、風景の重要なファクターになっている。


新しく作る大屋根は、それらと協調する形で、建物にアプローチしながら見る角度によりゆっくりと形が変化して見える緩勾配の屋根である。



風景と呼応する屋根の姿を現地で確認できるのが楽しみである。





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