大成建設株式会社設計本部に8年間在籍。大使館施設〈EUROPA HOUSE〉、研究所施設〈長谷川香料株式会社総合研究棟〉、本社施設〈貴和製作所浅草橋本社／本店〉、商業施設〈アウディみなとみらい〉等、免震構造や環境技術を備える様々な規模や用途の建築を設計から工事監理まで経験した。建築家として取り扱う領域を拡げたいと2014年〈TA+A〉を設立。

近作に高知県の土佐町にあるスポーツ観光拠点施設〈湖の駅さめうらカヌーテラス〉（2020年）、施設の直上のさめうら森林公園・キャンプ場リニューアル整備〈湖と山と弧　さめうらテントパーク〉（2022年）などのスポーツアクティビティの拠点整備があり、現在は兵庫県丹波市の道の駅あおがきの再整備計画を通じて中山間地域の自律性について取り組む。ほかに内外装の木質化や特徴的なイベントが話題を呼ぶ銀座7丁目のギャラリー〈G735 Gallery〉（2017年）、民泊申請で短期居住も可能にした板橋区のシェアハウス〈東京合宿所〉（2017年）、山梨県甲府市の地域に開かれた企業本社施設（2021年竣工、地域企業本社）や〈セントラルクリニック世田谷〉（2022年竣工、医療施設/診療所）など公民や地域を問わずに広く設計を行う。

早稲田大学や武蔵野大学で設計教育に現在まで携わり、現在は京都芸術大学大学院で地域デザインスタジオを主宰し、自らも地域の自律性や公共性について早稲田大学博士後期課程において研究活動を行う。